研究室紹介
研究の概要
私たちの体では、ナンセンス変異(タンパク質の翻訳が途中で終わってしまう変異)が存在するmRNAを積極的に分解排除する、mRNA監視機構を有し、正常なmRNAとタンパク質の発現を保証しています。一方で、この機構はがん抗原をコードする変異mRNAや、途中まででも機能を有するタンパク質をコードする変異mRNAも分解してしまいます。私たちの研究室では、mRNA監視機構の活性が生体内で調節されるメカニズムを、特に細胞ストレスとの関係を中心に理解し、新たな希少遺伝性疾患治療、がん治療法の開発につなげています。また、RNA転写後制御機構であるmRNA監視機構の基礎研究で培った技術基盤を用いることで、様々な疾患の治療・予防法の開発につながる研究を展開することを目指しています。
大学院生・学振PD募集中
私たちの研究室では、臨床応用を見据えた基礎研究を行う、学振PD、大学院生、医師、研究生を募集しています。生物を学んでない分子生物学初心者、情報系学部出身者も歓迎します。
興味のある方はいつでもメールでご連絡ください。
大学院:
-近畿大学 薬学研究科
修士
令和8年度入学
出願期間 令和7年7月下旬
試験日 令和7年9月中旬
博士
令和8年度入学
出願期間 令和7年7月下旬
試験日 令和7年9月中旬
学振PD:
令和7年度研究員電子申請:令和7年4月中旬~