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2023.12.04発表

アンジオテンシンⅡ(血圧調節ホルモン)関連疾患の新たな治療戦略 ~miR-125-5pによるアンジオテンシンⅡ受容体活性化機構の発見~

高血圧の発症に関与する経路の中で重要な役割をするレニン-アンジオテンシン系(RAS)に関する研究で、microRNAの1種であるmiR-125a-5p/miR-125b-5p(miR-125-5p)の阻害がAngiotensinⅡ(アンジオテンシンⅡ:AngⅡ)受容体(AT1R)のシグナル伝達を抑制することを解明しました。この分子機構の一つが、miR-125-5pの直接標的である内因性 AT1R阻害因子(ATRAP)の発現誘導であることを明らかにしました。
 このmiR-125-5p 阻害は、AngⅡ関連疾患に対する新たな治療戦略となると期待されます。

本研究成果は、横浜市立大学附属病院腎臓・高血圧内科 廣田慧悟医師(横浜市立大学大学院医学研究科病態制御内科学博士課程4年) 、循環器・腎臓・高血圧内科学 田村功一教授、涌井広道准教授ら殿共同研究です。

 https://www.jbc.org/article/S0021-9258(23)02506-1/fulltext


プレスリリース
https://www.u-ryukyu.ac.jp/news/50365/